総評:2年間のDVDマラソン

約2年前に始めたイギリス英語を極めたいというブログテーマで始めた今回の個人企画。地元北本のTSUTAYAのレンタルDVDでイギリス系の映画、ドラマほぼ借り切りました。約1週間おきにいつも閉店ぎりぎりにレンタルを返しに行ってました。いつもぎりぎりですみませんでした。レンタル返却の際、たまに ”ありがとうございます” に ”いつも” が追加されるときもあり、ひとり心の中で常連気分を味わっていたのでした。

 

一方これだけオンラインの配信があるのにもかかわらず、なぜレンタルDVDなのか。レンタルDVDの弱点が利点なんです。つまりDVDの品ぞろえに限りがある。今回に地元北本店は他のTSUTAYAよりも規模が大きく、幾段もの棚にびっしりDVDが詰まっているのですが、オンライン上の映画、ドラマに比べてゴールが見えやすい。私のようなアスペルガー気質の人間は、はまると周りが見えなくなるので、ゴールがないと人生がその個人設定したレースに埋もれます。今回は棚の端がスタート地点とすると反対側の端がゴールでした。

 

ということで今回イギリス系DVDマラソン(ドラマ24作品、映画149作品)走り切りました。ゴールに達したこの達成感、高揚感。それは実は最初の1日だけ。2日目以降から喪失感も甚大です。留学先から帰ってきて逆ホームシックになる感じ。しかも地元TSUTAYAでは昨年秋ごろからCDレンタル中止、映画、ドラマコーナーも大幅縮小されていて、ダウントンアビーやドクターフーなどなど視聴していたドラマが棚から消えました。レンタルDVD最後の砦TSUTAYAも時代の流れにはかなわないですね。

 

今回人生2年間分の時間を投じたイギリス系の英語。その際イギリス特有の表現をデータ化していたのですが、その間2,097件もエントリーがありました。以下参照。(https://hinoatarueigo.jimdofree.com/2022/06/04/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E8%8B%B1%E8%AA%9E/)

 

アメリカと合作の作品も観てきましたが、イギリスだけの作品だと必ず聞いたことのない表現が出てくる始末。2年間だけでもたりないということは、あくまで日常会話におけるイギリス英語は日本人が通常習うアメリカ英語とは違う言語として位置付けてもいいんではないでしょうか。この先どうしよう。

 

イギリス英語をストレスなく聞き取りたいという単純な思いでDVDマラソンを始めたのですが、一番の難関はイギリス各地にちらばる訛りですね。北部に行けば行くほど訛ってくるのですが、ロンドン下町のコックニーも強烈です。イギリス出身のネイティブ通しの会話についていくには、第1に上記のような知らない語彙をマスターするだけでは足りません。単語のみならずフレーズや言い回しをチャンクとしてなじんでおかないとついてはいけません。第2には訛りになれること。実は実は実は.....イギリスアクセントは実は何千もある!!!!という事実に面しなければならない。In Ireland and Britain, the local dialect can change wildly just 10 or 20 miles down the road. There's a vast amount of variation over a small area, especially when compared with a place like the United States. (アイルランドやイギリスでは、ほんの10マイル、20マイル先で方言が大きく変わることがある。特にアメリカのような場所と比較すると、狭い地域でも膨大なバリエーションがあるのだ。

 

DVDの次はオンラインで視聴を考えていますが、私の性格上、配信に人生が埋もれてしまうことは、火を見るよりも明らかなので、人生の選択肢として非常に迷っています。

 

最後にTUTAYAのレジ係にスタッフの皆さま、今まで本当にありがとうございました!!!